都民ファ、国政新党結成も具体的な政策・公約は語らず 「小池知事は出馬しない」
国政政党を目指す「ファーストの会」が記者会見。「小池都知事は衆院選に出馬しない」と言うが…。
■候補者募集は間に合う?
「東京の25選挙区はすべて立てたい」と荒木代表が述べた新党・ファーストの会は10月3日の都民ファ公式サイトで候補者の公募を発表。締め切りを10月17日としている。首をかしげるのが前出ジャーナリストだ。
「自民党の岸田文雄総裁が4日に首相に選出され組閣し、14日に衆議院を解散するというのはほぼ既定路線。その際は眞子内親王殿下が結婚会見を行う10月26日が公示日となり、11月7日が投開票日になります。
与党も野党もすでにそれを前提に動き出していて、今から公募というのは、あまりにも、遅いように思えます」
■候補者があまりに少ない
前回、希望の党を作った時は民進党の衆院議員が全員合流するという前提があった。小池知事の「排除発言」などで立憲民主党が結党され、両党はしのぎを削ったが、今回、小池知事が頼りにするとされるのは小所帯の国民民主党だけだ。
政党要件を満たす国政政党になり得ても、候補者があまりに少ないし、日本維新の会と組んだとしたら、両党でやっと候補者100人くらいは立てられる目途がつく。
14日解散と見て行動に出たのだろうが、あまりにも準備不足の感は否めない。はたして、小池知事は総選挙に参戦するのか。そして、台風の目になるのか。小池知事の本気度が問われている。
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(取材・文/France10・及川健二)