『キングオブコント2021』が最高だった理由 バラけた審査と空気階段の勝因とは
新審査員とバラけた審査得点。そこで空気階段が満場一致の優勝を果たした意味とは。
■非ベテラン審査員という挑戦
『キングオブコント2021』で空気階段が優勝した。今回の『KOC』の最大の特徴といえば、松本人志以外の審査員に、『KOC』で結果を残してきた芸人が新しく選ばれたこと。
出場者と世代の近い審査員とはいえ、大会の歴史を踏まえての審査員によって、偏りのある審査は抑制されることが期待。まずは賞レースの客観的基準となる審査を中心に、みていきたい。
キングオブコント2021、優勝しました。
皆さま、本当にありがとうございました。
そして債権者の皆さま、大変お待たせを致しました。
今まで受けた多大なる御恩、お返しに参ります。
ありがとうございました。 pic.twitter.com/HO1WU4gWyJ— 空気階段 鈴木もぐら (@suzuki_mogura) October 2, 2021
■蛙亭による好スタート
1番手となったのは蛙亭だった。人工生命体がイワクラを母親と認識し、イワクラはそれを拒否するも母性を芽生えさせる、とがった世界観のコント。
1番手から、既に有名な蛙亭が、ハイクオリティなコントを披露した。そのためか、例年に比べて高い点数で大会がスタート。その後も新審査員が、幅があり、また高めの点数をつけることで、例年より松本以外の審査員が重要な役割を担う審査となった。