『キングオブコント2021』が最高だった理由 バラけた審査と空気階段の勝因とは

新審査員とバラけた審査得点。そこで空気階段が満場一致の優勝を果たした意味とは。

キングオブコント・空気階段

『キングオブコント2021』(TBS系)が 開催され、空気階段が14代目のキングの栄光に輝いた。今回は満場一致といえる優勝。これには、どのような流れや背景があったのだろうか。


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■非ベテラン審査員という挑戦

『キングオブコント2021』で空気階段が優勝した。今回の『KOC』の最大の特徴といえば、松本人志以外の審査員に、『KOC』で結果を残してきた芸人が新しく選ばれたこと。

出場者と世代の近い審査員とはいえ、大会の歴史を踏まえての審査員によって、偏りのある審査は抑制されることが期待。まずは賞レースの客観的基準となる審査を中心に、みていきたい。

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■蛙亭による好スタート

キングオブコント・蛙亭

1番手となったのは蛙亭だった。人工生命体がイワクラを母親と認識し、イワクラはそれを拒否するも母性を芽生えさせる、とがった世界観のコント。

1番手から、既に有名な蛙亭が、ハイクオリティなコントを披露した。そのためか、例年に比べて高い点数で大会がスタート。その後も新審査員が、幅があり、また高めの点数をつけることで、例年より松本以外の審査員が重要な役割を担う審査となった。

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■バラけた審査