「消火器」の下に置かれたサイン、よく見ると… あまりに粋な正体に称賛相次ぐ
富山県のとある寺院で見かけた「消火器」の看板。その驚きのクオリティに、反響の声が多数寄せられているのだ。
日常生活で当たり前のように目にしている存在でも、趣向を凝らしたデザインのものにはつい、目が奪われてしまうもの。
現在ツイッター上では、とある寺院で発見された「看板」が話題となっているのだ。
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■よくある「消火器」の札と思いきや…
注目を集めているのは、雑誌編集者・平田悠さんが9月中頃に投稿した一件のツイート。
投稿には富山県南砺市井波の「瑞泉寺」にて撮影したという一枚の写真が添えられており、付近に「消火器」が設置されていることを伝える看板の様子が収められてた。
こうした看板はどこの施設でも目にする決して珍しくないものなのだが、注目すべきはその看板の「デザイン」である。なんとこちらは「消火器」と書かれた薄いプレートのようなものでなく、丁寧に消火器のマークまでが彫られた、いわば「彫刻作品」だったのだ。
ツイート本文にて平田さんが「木彫りの消火器サイン。かわいい」とつづっているように、歴史や伝統を感じさせる高尚さと、親しみやすさ、かわいらしさが同居したような、唯一無二の存在感を放っているのが印象的。
■素晴らしいが懸念点も?
件のツイートは5,000件以上ものRTを記録するほど注目を集めており、他のユーザーからは「これ木彫りなの!?」「景観を損ねない粋なデザインが素晴らしいですね」「和の建築物にもマッチする素敵なデザインだと思います」など反響の声が多数寄せられていた。
しかし中には、こちらの看板が「周囲と溶け込みすぎている」ことに疑問を感じた人も少なくないようで、そうしたユーザーからは「法的には問題ないのかな?」「注意喚起の目印が地味なのは心配だ…」といった声が上がっていたのだ。
そこで記者は今回、こちらのツイートを投稿した平田さんおよび、瑞泉寺と「井波彫刻協同組合」に直撃取材を敢行。
すると、前述の疑問も綺麗に払拭してくれる様々な事実が明らかになったのだ。