自分を刺した息子を愛し抜いた母親 「侵入者がやったことにして」と指示後に死亡

子供が逮捕され前科者になる可能性を、母親は最後まで心配していたようだ。

ナイフ

大事に育てた息子に腹を刺された瞬間、自分の命よりも息子の今後を心配した母親。血を流しながらも“ある嘘”をつくよう息子に命じていたことを、『AsiaOne』などの海外メディアが伝えている。


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■激しい親子げんかが勃発

17日、インドネシアで暮らしていた女性(34)が息子(17)と激しい口論を始めた。息子は学校をやめて家にいたが、働こうともせず1日中テレビを見て過ごす毎日。そんな息子の将来を心配した女性が注意したところ、大げんかに発展したのだ。

カッとなった息子は完全に理性を失い、とっさにナイフを握りしめて女性の腹に狙いを定めた。

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■女性の最後の願い

腹にナイフを突き立てられた女性は重傷を負ったが、その瞬間に「かわいい息子を前科者にするわけにはいかない」と考えた。

そこで苦しみながらも息子に向き合い、「母親の愛情に、上限なんてものはないの」「『頭のおかしい人が家にいきなり押し入って、お母さんを刺してしまった』とお父さんに話してちょうだい」と伝えた。

それを聞き我に返った息子は、隣人の家に向かい、女性を病院に搬送するのを手助けしてもらったという。

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■「刺したのは僕」と認めた息子