「赤ちゃんを望む妹のために…」 代理母として甥を出産した姉の家族愛が話題に
妹と一緒に医師の話を聞いた姉が、「代わりに私が産んであげる」と提案した。
健康上の問題を抱えながら、妊娠・出産を望んだ女性(28)。それでもうまくいかず苦しむ姿を見て「ならば私が…」と立ち上がったのは、女性の姉(31)だった。女性が母親になる夢を叶えるまでの経緯を、『Metro』などの海外メディアが伝えている。
■母になりたかった妹
アメリカ・フロリダ州で暮らすアマンダさんは21歳のときに体調を崩し、抗リン脂質抗体症候群、さらには全身性エリテマトーデスと診断された。
当時アマンダさんの姉アリシアマリーさんはイタリアで暮らしていたが、アマンダさんが治療を受けると知り帰国。少しでも支えてあげたいと考えた末の決断だった。その後にアマンダさんは約1年かけて治療を受け、愛する男性の子供を産みたいと願うほど元気になった。
■「私が産もう」と決意した姉
アマンダさんは何度も妊娠したが、そのたびに流産。悩んだ末にアリシアマリーさんに付き添ってもらい病院に相談に行ったが、そこで得たのは「代理母に出産を依頼してはどうか」というアドバイスだった。
それを聞いたアリシアマリーさんは、「ならばこの私が産みましょう」と迷うことなく提案。しかし2019年に息子を帝王切開で出産したばかりだったため、術後1年が経過するのを待って体外受精に挑戦することにした。