エナジードリンクを1日12本以上摂取 医療系専門学校に通う17歳少女が救急搬送

眠気が覚める、利尿効果や滋養強壮が期待できると謳われるエナジードリンク。しかし過度の摂取は危険だ。

エナジードリンク

健康に何ら問題がなかったスイスの17歳の少女が、このほど不整脈を起こして倒れてしまった。エナジードリンクにハマりすぎることの危険性について語る動画を、本人がTikTokに投稿。それをイギリスの『Mirror』などが紹介し、波紋を広げている。


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■学校でいきなり倒れた少女

少女はスイス・チューリッヒ州に暮らす17歳のマーシャ・Kさん。22日、通っている医療保健専門学校で突然倒れ、友人の通報により州立ヴィンタートゥール病院へと救急搬送された。

さまざまな検査を経て、医師は彼女が強い不整脈を起こして失神したと判断。回復を待ってから、本人に日々の生活習慣などについて問診を行った。

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■「ここでやめなければ再発も」

心臓に負担をかけるような生活習慣がなかったかと尋ねられたマーシャさんは、エナジードリンクの『レッドブル』にハマっていることを告げた。1日に12缶、多いときで20缶も飲むような生活を送っていたのだ。

医者は「それはいくらなんでも飲みすぎです。カフェインの大量摂取は心臓に強い興奮を与えます。その習慣をやめないと、同じことを繰り返しますよ」と指摘した。

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■入院生活で悪習慣を断つ

ここしばらくの間、マーシャさんの朝はタバコとレッドブルで始まっていたといい、レッドブルについては本人も「中毒のような状態」と自覚していた。だが入院生活でそれらの習慣は断たれ、今はかつての健康な体を取り戻しつつある。

この度の件を前向きに受け止めているというマーシャさんは、レッドブルの量を大きく減らすと医師に誓ったとおり、現在では飲んでも1日に1~2缶どまりだという。


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■適量でこそ効果を期待

イギリスの『Mirror』は6月にも、毎日8〜12缶のエナジードリンクを1年間飲み続けたイースト・ヨークシャー在住の男性が、心臓発作で救急搬送されたことを伝えていた。

眠気が覚め活動性を保てる、利尿効果や滋養強壮を期待できるとも言われているエナジードリンクだが、やはり適量というものがある。過度の摂取は危険だということを、忘れてはならないようだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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