おみくじを信じて始めたネットビジネスが大成功 30代半ばで億万長者になった女性

「自分にはこれがある」と自信を持って言える“何か”で、ビジネスを始める人が増えている。

フォーチュンクッキー・おみくじ

2児の母親になり、ますますお金が必要という30歳のときに、夫婦そろって失業してしまったアメリカの女性。一家を人生のどん底から救ったのは、1枚の小さなおみくじだった。

イギリスの『The Sun』などが伝え、何のおかげで人生が好転するかわからないと話題を呼んでいる。


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■中国発のおみくじクッキー

このたびTikTokに動画を投稿し、「2016年のあの頃は、幼い子供たちを抱えながら再就職もうまくいかず、まさに破産寸前でした」と告白したアマンダさんという女性。

だがある日、夫のクリスさんがチャイニーズレストランからテイクアウトした料理に添えられていたfortune cookie(おみくじクッキー)が、一家の運勢を変えることに。紙を開いてみると、そこには「ビジネスで大成功」と書かれていたという。

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■手作りの作品を販売

その言葉に自信を得たアマンダさんは、失業手当から1万7,600円を資本金にあて、文字やデザインをデータどおり細かくくり抜くカッティングマシンを購入。大好きなハンドメイドの作品で、小さなビジネスを始めてみることにした。

ケーキトッパー、紙吹雪、パーティ用バナーなどを作り、ネットのマーケットプレイス『Etsy』に挑戦したアマンダさん。そこで大変高い評価と知名度を得て、やがて独立を決意した。

社名を2019年に改め、『1801&Co』という新サイトでは手芸品、木工品、写真、アート、衣料品、宝飾品など手広く扱うように。ビジネスは急成長し、30代半ばにして億万長者になった。

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■企業価値は13億円超

現在は、夫のクリスさんが数名の従業員とともに商品の注文受付と発送に当たっており、妻のビジネスを全面的にサポート。『1801&Co』の企業価値は、今や13億円超と評価されているという。

アマンダさんは「ビジネス経験はゼロ。これ以上失うものは何もない、まさに捨て身の状態でのスタートでした」「何かを手作りすることは大好きだったので、どんなに忙しくなっても苦痛ではありませんでした」などと話している。


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■芸は身を助く

TikTokでのアマンダさんの告白には、「手に職をつけることの重要性を教わった」「失業してしまったが、運は必ず開けると信じてみたい」「趣味を仕事にすれば生きがいにもなる。素晴らしい」などと、世界中から大きな反響が寄せられている。

人々の生活や市場を、ネットが大きく支配するようになっている現代。アマンダさんのように、自分にはこれがあると自信を持って言えるような「何か」でビジネスを成功させる人は、ますます増えているようだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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