長距離夜行バスで車掌と乗客の男がグル 母親と14歳娘が性犯罪の被害に
インドでは、たとえ3人連れでも、非力な女性たちの夜行バス利用は危険なのだろうか。
深夜、長時間にわたり同じ空間を共有するだけに、絶対に安全な乗り物でなければならない長距離夜行バス。インドのそんなバスの車内で、このほど許しがたい性暴行事件が発生した。『Times of India』『Times Now News』など同国のメディアが報じている。
■被害者はふたりの女性
事件は20日の深夜、30人ほどの乗客を乗せてニューデリーを発ち、ヤムナ高速道路を利用してウッタルプラデーシュ州のカンブールに向かう超長距離の夜行バスで起きた。
被害者は乗客だった女性とその14歳の娘。母と娘はニューデリーのバダープールに暮らす18歳のめいを連れ、ウッタルプラデーシュ州フィロザバード地区の自宅に戻るところだった。
■母親を狙っていた男
安全を考え、女性たちは車内の前方に座っていたが、出発してしばらくするとアンシューという名の車掌が母親に近寄り、「後方の席へ」と移動を促していた。
移動すると、そこにはバブルーという男がおり、持っていた酒を執ように勧めてきたといい、母親はそれを窓から捨て元の席に戻って行った。