高額当選の宝くじを捨てかけた男性 「不思議な“執念”が働いて助かった」と告白
捨てようとした瞬間、男性のなかに、いつにない欲や執念のような気持ちが湧いたそうだ。
なかなか当たらない宝くじ。「どうせダメだろう」などと思いながら惰性で購入し、じっくりと確認もせずポイッと捨ててしまうという人も。だが、それでは大事なときに運を逃すことにもなりかねないようだ。
このほど、見事当選した男性の例を『Southern Maryland Chronicle』ほか海外メディアが報じ、「なるほど~」と話題になっている。
■造園業を営む50歳の男性
アメリカ・メリーランド州チャールズ郡のウォルドルフという町で、造園業を営む50歳の男性。彼はこのたび、州宝くじの『FASTPLAY Lucky Numbers』で5万ドル(日本円で550万円弱)を当てた。
男性は匿名での賞金受け取りを希望し、それが受理されている。メリーランド州は、高額宝くじで知られるメガミリオンズやパワーボールでさえ、1等当せん者の匿名を認めている州のひとつだ。
■「どうせ当たるまい」
男性は賞金を受け取る際、「あのくじは、じつは危ういところでゴミ箱に捨てられるところだったんです」と告白し、注目を集めた。
ある日、造園の仕事の帰りにガソリンスタンドを利用し、併設のコンビニエンスストアに寄った男性。『FASTPLAY』という新しい種類のくじがあることを知り、さっそく10ドルでそれを購入したが、どうせ当たるまいと思っていたという。
■勝因は欲と執念による確認
その後、男性は自分の手元の宝くじを見たが、当選しているようには思えずポイッと丸め、ゴミ箱に向かって投げ捨てようとした。
だがそのとき、男性のなかに「もう1回だけ確かめてみよう。ひょっとしたら当たってるかも…」と、いつにない欲や執念のような気持ちが湧いたそうだ。
そこで手に取ったのはスマートフォン。カメラを利用して当選か否かを自動判別する州宝くじのアプリを、そのときなぜか「利用してみよう」と強く思ったそうだ。
■震える声で家族に報告
手元の宝くじをスキャンしたところ、瞬時に「おめでとう」という派手な文字が表示されて男性は仰天。チケットの一番下にボーナスゲームがあり、敗者復活のチャンスがあることを男性は知らなかったそうだ。
男性はすぐに家族に電話し、震える声で当選の感動と興奮を分かち合った。賞金のおかげで、検討していた新居探しもスムーズに進みそうだと喜んでいる。執念や欲、そして念入りな確認が勝利や成功を生むことがあるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)