結婚式で「携帯電話使用禁止」にした花嫁 ゲストに損害賠償求められるトラブルに
「私が損をしたのは携帯使用禁止ルールのせい!」。そんな理不尽すぎるゲストの言い分とは?
2021/09/23 06:30
イギリスのある花嫁が、結婚式と披露宴で「携帯電話の使用を禁止する」というルールを設けた結果、式に参加したゲストの一人から後日請求書を送りつけられるという事態が起きた。この一件がアメリカで人気の掲示板に投稿され話題を呼んでいることを、オーストラリアの『7news.com.au』が報じている。
■「携帯使用禁止」がまさかの事態に
花嫁は結婚式をより神聖なものにするため、ゲストに対して「式や披露宴の最中の携帯電話の使用禁止」のルールを設け、式の様子をSNSでアップすることを控えてもらえるように連絡していた。
すると結婚式に参加していた一人の女性が、披露宴中に営業の仕事上で有利な取引を逃し、結果的に損害を被ることになってしまったのだという。女性は花嫁に500ポンド(日本円で約10万円)の請求書を送り、損害を保証するように求めた。
■請求書と理不尽な主張
請求書を受け取った花嫁は驚き、女性に電話をかけて「自分の結婚式について冗談を言う気分ではない」と伝えた。これ以上理不尽な主張を始められる前にうまく逃げようとしたが、女性は引き下がらなかったという。
女性は携帯電話が使えなかったせいで、商品を買いたい客からのメッセージを見逃してしまい、結果的に客はライバルから購入することとなったと主張している。自分には落ち度がなく、携帯電話使用禁止のルールのせいで利益を逃したのだから、損害を負担するのは当然だというのだ。
花嫁が女性に対し「支払わない」と告げると、女性は別の条件として「自身の営業チームに参加し自分の下で働くなら、請求書を放棄する」と提案したという。花嫁には別のキャリアがあり、それを失って女性とともに働くことなど望んでいなかった。