学校銃乱射事件を計画した米・男子中学生2名 未遂でも顔と氏名公表で大炎上
無差別銃乱射事件は「未遂」に終わったにもかかわらず、警察は少年2名の顔や氏名を公開した。
アメリカ・フロリダ州リー郡の中学校で今月上旬、銃乱射事件を計画したとして2年生(アメリカでは8年生)の男子生徒2名が逮捕された。
9日の記者会見では、それぞれの自宅から押収された複数の銃器を画像とともに説明するにとどめていた郡保安官事務所だが、このほど少年たちの顔写真と氏名を公表し、さらにネットを炎上させている。
■高校銃乱射事件を模倣
事件は、フロリダ州リー郡のリーハイ・エイカーズにあるハーンズ・マーシュ・ミドルスクールを舞台に起きた。
1999年にコロラド州のコロンバイン高校で起き、12人の学生と1人の教師が犠牲となった銃乱射事件に強い興味を持った少年2名は、自分たちも事件を起こそうと校内の防犯カメラの設置場所を確認する地図を作成し、手製パイプ爆弾の作り方や闇で銃を入手する方法を模索。
家宅捜索では銃、弾薬、刃物などが複数押収され、ふたりは銃乱射事件を共謀した罪で逮捕された。
■夢中になって計画を話し合う
今月1日から、学校のいたるところで、その計画について夢中になって話し込んでいたという少年2名。その様子に不安を感じた生徒が教師に相談したことで、事件を未然に阻止することができた。
事情聴取に対し少年たちは、「乱射の舞台はカフェテリアで、最初に嫌いないじめっ子を射殺し、犯行後は自殺するつもりだった」などと供述。他の生徒にも仲間に入らないかと声をかけ、全員に断られていたこともわかった。