冤罪で死刑判決を下された男性 16年後に釈放されるも結末は新型コロナ感染死
自由の身になって、まだ9年。男性は、あまりにも早くこの世を去ってしまった。
■まさかの新型コロナ死
感染後ほどなくして重症化した男性は入院したが、それでも「退院も可能かもしれない」と医師たちが言うほどまでに回復したという。そこで人工呼吸器も外したというが、直後に両方の肺が大ダメージを受け、心停止状態に陥ってしまった。
釈放からわずか9年。せっかく日常を取り戻し「人生これから」というときだったが、男性は命を落としてしまった。約1ヶ月の入院生活だったとメディアは伝えている。
■元弁護士らが哀悼
男性の元弁護士がアメリカのメディアの取材に応じ、「まだ47歳の若さでした」とコメント。「やってもいないことで彼は有罪となったのです」と改めて振り返り、それでもつらく困難な年月を乗り越えた男性の強さを褒め、早すぎる死を悼んだ。
人生の約3分の1を死刑囚として過ごし、最後は新型コロナウイルスに感染し死亡した男性。この件について、SNSには「気の毒でならない」「本当に悲しい」といったコメントが多数書き込まれている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)