東国原英夫、総選挙を前に野党へ提言 「本気で『政権を獲る』のなら…」
元宮崎県知事の東国原英夫が、来たる総選挙に向けて野党側に提言を行っている。野党共闘には「度肝を抜くような」ものが必要らしく…。
元宮崎県知事・元衆議院議員でタレントの東国原英夫が18日、自身のツイッターを更新。衆議院の解散総選挙を前に、野党側に提言を行った。
■政権奪取にはさらなる野党共闘が…
東国原はツイート冒頭で、「次期総選挙。共産党の志位委員長は『政権交代を目指す』と断言」と、日本共産党党首・志位和夫委員長の発言を引用する。
しかし、現段階では可能性は高くないと考えているのか、次いで「現実問題として本気で『政権を獲る』のなら、更なる野党共闘は必須」と現状を分析した。
■自社さ連立政権を例に
ここで東国原は、1994年に誕生した村山内閣の例を挙げる。自民党は1993年の総選挙で野党に転落した翌年、長年対立していた日本社会党を引き込み、村山富市委員長を首相に担いで連立政権を樹立。
政権参加に伴い、社会党は日米安保や自衛隊への従来の主張を転換させ、日本政治に大きな衝撃をもたらした。
東国原はこれを引き合いに、「1994年の社会党のように、国家観・憲法観・安全保障政策等を現実的に修正・変更し、度肝を抜くような刷新や覚悟が無ければ高度な野党連携は難しいし政権交代は遠い」と現在の野党側へ提言したのだった。