妊娠中の犬をバットで殴り道路に放置… 相次ぐ動物虐待に厳罰求める声多数

動物に卑劣な虐待行為を働く事件が、続いているインド。住民たちも黙ってはいられない事態になっている。

2021/09/18 13:30

犬・妊娠

動物虐待にもさまざまなレベルがあるが、妊娠しているメスの犬に対し、ここまで冷血非道なことができる人間については、もはや「鬼畜」と呼ぶのではないだろうか。恐ろしい虐待事件の話題をインドの『Times Now News』が報じ、波紋を広げている。


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■車にひかせようと犬を道路へ

その悪質な事件は、インド・グジャラート州ヴァドーダラーのサラットワーダという地区から伝えられた。

2日午後、2人の男が動けなくなっている1匹の犬を引きずるようにして道路に運び、車道に寝かせた。その位置からは、わざと車に犬をひかせようとしているのが明白だったという。

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■妊娠を確認

付近の住民が、犬が道路に横たわっていることに気づいて保護し、地元の動物保護活動団体に助けを要請。車がよけてくれたのか、犬はかろうじて難を逃れていた。

保護団体の職員が動物病院へ連れて行くと、犬はメスでお腹は明らかに大きく、妊娠していることが確認された。

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■「吠えてうるさかった」

8日、この件に関する通報を受け、警察が捜査を開始。その前に2人の男が、野球のバットで犬を殴りつけていたという目撃情報も得られた。

そこで、ディグ・ラワルおよびサチン・ラワルという地元の兄弟が重要参考人として浮かび上がり、「家の前でうるさく吠えていたので、腹が立った」と犯行を認めるような供述を始めているという。


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■口に酸を注がれる事件も

犬の健康状態は回復しており、間もなく安全な場所で出産を迎える。地域住民はその日を楽しみに、温かく見守っているという。インドでは、この事件の数日前にもマディヤ・プラデーシュ州ウッジャイン市で、野良犬5匹が口に酸を注がれ殺されるという事件が起きていた。

動物に残虐な虐待行為を働く人間について、「野放しにしてはならない。厳しい刑罰を」と求める声は高まる一方だ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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