覆面とラバースーツで全身黒ずくめ 深夜うろつく不審な男に女性らが震撼
過去の事件では20代と30代の男の身柄が拘束されたが、いずれも証拠不十分で釈放されていた。
イギリスのある村の人々は今、「全身黒づくめのアノ男がまた現れた。間もなく性犯罪事件が起きるのでは…」と恐怖と不安で震え上がっている。過去に2件の事件を起こしながら検挙されなかった男と、はたして同一人物だろうか。
なんとも不気味な話題を、『BBC』『LADbible』など同国のメディアが伝えている。
■相次いだ通報
イギリス・ブリストルのクラバーハムという村で9月1日の深夜、村民から「不気味な男がうろうろ歩き回っていて、行動が不審だ」という通報が警察に相次いで入った。
その誰もが、男は黒のラバースーツを着て黒いマスクを頭からすっぽりかぶっており、全身まっ黒。ライトが当たらない場所ではまったく目立たないなどと説明したという。
■窓越しに他人の家をのぞく
通報した人たちは、男はカップルが暮らす家の中を窓越しにのぞき込んでいる、性的欲求不満を抱えた不審者のようだなどと説明。これによりエイボン・サマセット警察の職員が出動したが、男を発見することはできなかった。
だが、彼らには思い当たる人物が1人いた。2年前にわいせつ事件を起こした、全身黒ずくめの「ギンプマン(gimp man/変態男)」と呼ばれた男だ。
■過去の2件のわいせつ事件
2019年7月、クラバーハムの周辺で、若い女性を相手に2件のわいせつ事件を起こしていたギンプマン。
被害者の1人であるアビさんという女性は、「ラバースーツとマスクで全身黒ずくめの男がいきなり私に近づいてきて、股間を触りながら変なうめき声をあげた。呼吸が荒くてとても怖かった」と話している。
当時、たまたま携帯電話をいじっていたアビさんは男の撮影に成功。「人相はわからないけれど、皆さんもこの男に気を付けて」と警察やメディアに写真を提出していた。
■あの男と同一人物か
それらの事件の後、警察は不審な行動があった28歳と34歳の男の身柄を拘束したが、いずれも証拠が不十分だとして釈放されていた。
その「ギンプマン」を思い出させる男が、再び深夜にうろつくようになったことに人々は怯えており、村では自警団が結成され、夜のパトロールを実施。また、エイボン・サマセット警察もこの男に関する情報の提供を呼び掛けている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)