日本一早い秋の訪れ 北海道の屋根・大雪山系の紅葉が鮮やかすぎる
北海道の屋根・大雪山系で初秋の便り。寒暖差のため、紅葉が鮮やかで初冠雪も近し。
■見頃は10月中旬まで
「(全国の紅葉ファンに)来てください、と言えないのが心苦しい」「こんな鮮やかな赤は見たことがない」コロナ感染が収まる気配にない中、社団法人・層雲峡観光協会の中島慎一事務局長は緊急事態宣言下の苦しい胸の内を明かす。
今秋は昼夜の寒暖差が激しため、色が濃いという。恒例の紅葉ライトアップイベント「奇跡のイルミネーション」を18日から10月17日まで1ヶ月開催し、温泉街の宿泊客らに大自然のダイナミクスを疑似体験してもらう。
■「神々の遊ぶ庭」
紅葉は中腹から麓へと下へ徐々に移動し、温泉街では10月中旬頃まで秋景色が楽しめる。黒岳は北海道のほぼ中心部にある旭川市から車で約1時間半。同山系はアイヌの人たちがその昔「神々の遊ぶ庭」と呼び、高山植物のほかナキウサギなど希少動物の生息地でも知られる。
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(取材・文/しらべぇ編集部・渡部宏人)