尾木ママ、相次ぐ小中学生のいじめ自殺問題で学校に怒り 「あまりにも酷い」
尾木ママが、相次ぐ小中学生のいじめ自殺問題に言及。先進校やモデル校がなぜ荒れるのかの理由を推測している。
■なぜモデル校が荒れるのか
その次の投稿では、この小学校がICT教育先進モデル校であったことや、10年前に滋賀・大津市でいじめ事件が起こった学校が「道徳推進教育校」だったことを説明。
「このように先進校やモデル校でなぜ荒れたり、酷いいじめ事件が起きるのでしょうか? 力のある学校のはずなのにと不思議に思われる方もいるのではないでしょうか」と疑問を投げかける。
■日本の教育改革は
その理由について、「はっきり言って、『研究』や『報告・実践集』の編集作業や授業参観等の準備に追われて、目の前の子供たちから離れ、いじめなどの対応が後回しになるからです。校長もいじめを認めてしまうと、せっかくの研修で得た名声が吹き飛びかねないため、隠蔽に走る傾向が強いのです」と解説。
「研究紀要の仕上げは教育委員会の意地悪なチェックが何重にも入るため、大変な労力を要するのです。恐らく、いじめに対応する精神的な余裕が萎えてしまいがちかもしれません。官製の研修はだいたいこんなもんです」と推測した。
最後は、「モデル校、先進校なんて、校長の名声上げるだけかもしれませんね。『教育改革』日本はお先真っ暗ですね。暗い話ですみません」と結んでいる。
■読者からも意見
読者からは、「どうしたらいじめはなくなるんでしょうか。もう現場も分かりません」「どうして加害者を守るんでしょうね。日本て…」という嘆きや、「子供同士の行き過ぎたおふざけと認識する時代は、とっくに終わっています。ついてこれないのは、大人だけですよね」との意見が寄せられた。
また、校長の対応について「自分の子供が同じ立場にあったら、同じことが言えるのか」「目先の名声よりも、生徒や保護者との信頼関係が大事です」といった声も書き込まれている。
・合わせて読みたい→尾木ママ、東京五輪の小中学生動員に改めて懸念 意見伝え続ける「諦めが最大の敵」
(文/しらべぇ編集部・けろこ)