尾木ママ、相次ぐ小中学生のいじめ自殺問題で学校に怒り 「あまりにも酷い」
尾木ママが、相次ぐ小中学生のいじめ自殺問題に言及。先進校やモデル校がなぜ荒れるのかの理由を推測している。
「尾木ママ」の愛称で親しまれている教育評論家・尾木直樹氏が14日、Ameba公式ブログを更新。小中学生のいじめ自殺問題が相次いでいることに、学校側の対応への怒りをつづっている。
■ICT教育の先進校で…
尾木ママは、昨年11月に東京・町田市で小学6年生の女児がいじめを受けて自殺したという報道に触れ、「文科省も調査に乗り出したようです。なぜなら、当該小学校はICT教育推進モデル校で全国から視察に来る程の先進校だったからです」と記した。
ICT教育とは、教育現場における情報通信技術を活用した取り組みだが、女児は学校から配布されたタブレットで中傷されるいじめを受けていたことから、尾木ママは「文科省の推進する『GIGAスクール構想』や、令和6年からのデジタル教科書の本格的導入にも警鐘を鳴らす事態になりかねない」と危惧。
■あまりにも酷い
続けて、「いくつかの記事を読みましたが、あまりにも酷いではありませんか! 学校は昨年9月段階で既にいじめの事実を把握。当事者間で話し合って解決していると言うのです。しかしながらICT教育先進校でありながら何とパスワードは全員同じ! 誰でもログインしてチャットの証拠を消すこともできる状態だったというのです」と憤る。
さらに、「『加害者が後追い自殺するから』と御遺族に自死の公表を口止めしたとか 酷い校長先生です」とし、他の地域でのいじめ事件についても「学校や教師らの対応の酷さが共通しています! 憤慨する尾木ママです」とつづった。