深夜に男の声で「かわいい子だね」 厳選したベビーモニターでハッキング被害か

子供が狙われ、盗撮される事件が世界中で頻発している。ベビーモニターも信頼できないのか…。

2021/09/14 18:00

ベビーモニター

背筋も凍る恐怖の経験をしたという、オーストラリアのメルボルンに住む母親。まるでホラー映画のようなストーリーを、このほどSNSでシェアした。イギリスの『The Sun』や『Mirror』が報じている。


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■1人で就寝し始めた赤ちゃん

恐怖体験をしたキアラさんという女性は、パートナーのダニエルさんとともに、3人の子供を育てている。最年少のジコくんは生後6カ月で、未熟児で産まれたもののすくすくと育ち、数週間前から子供部屋で1人で寝るようになったばかりだ。

そのため、ジコくんのベッド横にはカメラ付きのベビーモニターを設置し、いつでも様子を確認できるようにしていた。

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■声はどこから?

だがある晩、キアラさんはジコくんの部屋から不気味な声が聞こえたため、驚いて飛び起きた。「うーん、かわいい子だね」という見知らぬ男の声だったという。

恐怖で体が震えるなか、キアラさんは急いでダニエルさんを起こした。ふたりは不審者がいないか家中を確かめたものの、怪しい点は何もなかった。しかし、キアラさんには1つだけ気になることが。男の声は、ベビーモニターとつないである携帯電話から聞こえてきたことだった。

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■昨年にも経験した奇妙な物音

ふたりはただちにモニターのWi-Fi接続を遮断し、携帯電話にインストールしていたモニターアプリを削除した。

昨年10月にも、何かがきしむような不気味な音がモニターから聞こえてきたことを思い出したキアラさん。当時は家の雑音かと気にも留めなかったが、改めてこれはハッキングだと思ったそうだ。

「もしまたモニターを買うなら、今度は音声のみの製品にします」「こんな出来事は、映画の中だけの話だと思っていましたが、実際にどの家庭でも起こり得ることなのです」と人々に注意を促した。

その後、キアラさんとダニエルさんは、モニターや携帯電話、アプリ、Wi-Fiなど全てのパスワードをさらに強力なものに変えたそうだ。


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■口コミは高評価の製品

キアラさんはベビーモニターを購入するにあたり、各メーカーの口コミを読み、どこの製品が良いかを徹底的に調べてから購入していた。

彼女が購入した店にモニターを持っていき、今回の出来事を伝え、製造メーカーに確認をとってもらったところ、「国際基準に従った正規の工程で製造されており、デバイスには固有のセキュリティキーが付属しています」との説明があった。

悪意の第三者がアクセスすることはできず、デバイスの脆弱性やハッキング被害については認識していないという話だったが、キアラさんはまったく納得していないという。

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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

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