過去20年分の記憶を喪失 妻子がいることさえ忘れた中年男性に家族も困惑
「学校に行かなくちゃ」と起きたところ、隣りに30代後半の女性が…。
恋に落ち、結婚し、かわいい子供にも恵まれた男性。しかしある朝目覚めると、過去20年分の記憶を失っていたという。いきなり老けた自分、そして妻だと言いはる女性を見て困惑した男性について、『The Sun』などの海外メディアが伝えた。
■目覚めると隣に中年女性
アメリカ・テキサス州で暮らすダニエル・ポーターさんが、2020年7月の朝に目を覚ましあわてた。「学校に行く準備をしなきゃ」。そう考えて飛び起きたところ、隣に見覚えのない中年女性が眠っていたからだ。
状況が理解できずひどく混乱したダニエルさんは、「酔って知らない女とベッドインしたのかも」「いや、俺は誘拐されてしまったのかもしれない」と考えた。
そして続いて目を覚ました女性もダニエルさんの異変に気づき、自分がダニエルさんの妻であること、名前はルースであることなどを必死に説明した。
■失った記憶
「あなたの妻よ」と話すルースさんを見てもダニエルさんには理解できず、自分はまだ高校生だと信じ込んでいたという。すでに36歳であること、妻と娘がいること、家を購入したことなど一切を思い出せなかったダニエルさんは、とっさに逃げ出そうとしてルースさんをあわてさせた。
幸いにも両親については記憶があったため、ルースさんはそちらにお願いし「おまえの妻だ」と説明してもらったという。しかし娘を見ても誰なのか分からず、飼い犬のことも怖がりルースさんたちを驚かせた。