地下2メートルに落ちた子羊を14歳少年が救出 “シックス・センス”が働いた?
少年が、生後間もない子羊を救出。無事に母親ときょうだいの元へ戻してあげたという。
当時11歳の子役だった俳優ハーレイ・ジョエル・オスメントの名演技も話題となり、世界中で大ヒットしたスリラー/ホラー映画の『シックス・センス』。そのシックス・センス(第六感)を持つ少年がニュージーランドにいるという。イギリスの『Mirror』や『Metro』が報じている。
■生後2日の子羊が行方不明に
話題の少年は、ニュージーランド北部のウェイトモという村に住むコーバン・デニゼくん(14)。家族は牧場を営んでいるが、今月5日、生後2日しかたっていない1匹の子羊がいないことに、コーバンくんの祖父が気づいた。
そこで父親のブレンダンさん(46)と姉のケイティさん(17)とともに、コーバンくんも牧場やその周辺を探し始めたという。
■穴の2メートル下で発見
3人は大きな岩の横に小さな穴が存在することを発見したが、何の物音もしなかった。それから約4時間が経過して捜索活動に限界を感じ始めた頃、何かがコーバンくんを引き留めた。どうしてもその穴が気になるというのだ。
穴に戻ったコーバンくんは、覗き込めるくらいの大きさまで一心不乱に穴を掘り広げた。すると2メートルほどの深さの所に、子羊が落ちているのを発見した。
■子羊は元気に母羊の元へ
コーバンくんが頭と上半身を穴の中に突っ込み、腕を伸ばして子羊を捕まえると、ブレンダンさんがコーバンくんの足を引っ張り、無事救出に成功した。子羊は生きており、元気よく母親ときょうだいたちの元へ帰って行ったそうだ。
コーバンくんは「自分のなかでシックス・センスが働いたんだ」「穴はかなり窮屈で真っ暗なうえに、次々と土が落ちて羊にかぶさっていった。発見したとき、きっともう死んでいると思ったけれど、生きていて安心したよ」と話している。
■「我が家のヒーローだ」
ケイティさんがその様子を録画しており、ブレンダンさんが自身のFacebookに「コーバンは我が家のヒーローだ」と書いて公開。動画はまたたく間に拡散され、14万回以上もの再生回数を記録している。
そこにはコーバンくんを称える声があふれ、「なんて勇敢な子! まさにヒーロー」「これぞシックス・センス。救出した時のお父さんの顔がすごい嬉しそう」「男の子が穴にハマってどうしたのかと思ったら、赤ちゃん羊を救出したのね!」などといった興奮、驚き、感動のコメントが書き込まれた。
動物を大切に思う一家に「心が温まった」という人も多いようだ。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)