生まれつき子宮のない女性が母親に 代理出産で夢を叶える
血のつながった赤ちゃんがほしい。そう強く願っていた女性が、母親になった。
子宮がなくても母親になり、愛する男性と一緒に育てあげたい。そんな切実な願いを叶えた女性について、『The Sun』など海外のメディアが報じた。
■16歳で知った真実
イギリスで暮らすニオミ・アランさん(29)は、元気に生まれて成長したが、いつまで待っても初潮が来なかったため、16歳のときに母親と病院へ。
そこで検査を受けたところ子宮がないことが明らかになり、ロキタンスキー症候群と告げられた。これは、子宮と腟の一部または全部が欠損した状態で生まれる先天性疾患だ。
ニオミさんには子宮がないため、赤ちゃんを出産することはできない。そう聞かされても当時は特に気にすることはなく、「赤ちゃんがほしくなったら養子を迎えよう」と考えていたという。
■恋に落ち子供を望むように
2015年のこと。ニオミさんはサムさんという男性に出会い、恋に落ちた。3週間後には「卵巣はあるけど子宮がない」と告白したが、サムさんの愛は変わらなかったため、そのまま交際を続け婚約に至ったのだという。
それからというものニオミさんは「血のつながった赤ちゃんがほしい」と強く願うようになり、叶える方法として代理母に出産を依頼することを検討し始めた。