デーブ・スペクター、菅首相不出馬と総裁選一色の報道を懸念 視聴者も賛同
『サンデー・ジャポン』に出演したデーブ・スペクターが、菅首相の総裁選不出馬理由にチクリ。総裁選メディアジャックの影響も口にしている。
テレビプロデューサーのデーブ・スペクターが、5日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演。自民党総裁選不出馬を表明した菅義偉首相の矛盾と、総裁選がメディアジャックをすることへの影響を指摘した。
■「コロナ対策に専念」で不出馬
番組はこの日、先週の一大ニュースである菅首相の総裁選不出馬を取り上げる。菅首相は今月で自民党総裁としての任期満了を迎えるが、「コロナ対策に専念するため」と次期総裁選に出馬しない意向を表明したため、これで事実上の首相辞任へ。
番組はこれに対する街の声を紹介した他、妻の出産中に不倫していたことが批判を浴びて議員辞職した元自民党衆院議員・宮崎謙介へのリモート取材も行う。
■メディアジャックの影響を指摘
宮崎は「自民党の戦略もある」と指摘し、「ニュースがコロナももちろんあるけど、総裁選一色になる、自民党一色になる。そうなってくると、自民党にみんな注目するので、自民党の支持率が上がってくる。これ野党封じ。野党の戦略を削ぐためにやっているのもあると思う」と分析する。
スタジオでも、デーブが「総裁選ですと特にテレビは、(候補者の)誰がこういう趣味だとか、家庭はこうだとか過去のこととか、もう面白く取り上げるわけですから、野党がその間はスルーされてしまうということですので、これは得です」と同様の見解を披露。
「しかも選挙の直前ですので、これは結果的に得することになる」と続け、総裁選のメディアジャックによる影響を指摘した。