性暴行と同級生のイジメに苦しみ自殺した美少女 母親は「とことん闘う」と宣言
大人びた雰囲気で一目置かれ、男子の憧れの的だったという少女。しかし、性犯罪被害をきっかけに状況は一変した。
誰もが振り向くような美しさが評判だった12歳の少女が、学校でのつらいいじめをきっかけに自ら命を絶った。今年2月、性犯罪の被害にあったことが悪夢の始まりだったという。
『Liverpool Echo』や『The Daily Star』が7月上旬に伝えたこの話題が今、続報とともに海外メディアにも広がりを見せている。
■悪夢のような性犯罪の被害に
今年2月、イギリス・マージーサイドのサウスポートで、セミーナ・ハリウェルさんという少女が性的暴行の被害にあった。彼女は評判の美少女で休日はメイクを好み、やや派手で大人びた雰囲気は男子を魅了し、学校でも一目置かれる存在だった。
なお、本人が被害を極秘にしたいと考えたため、地元警察がその事件について把握したのは3月23日のこと。続報では少年1名が出頭し、犯行を認めたとある。
■事件発覚で状況が一変
ところが、性犯罪に巻き込まれたことが周囲に知られると、セミーナさんを取り巻く状況は変わった。同級生の女子たちの間で、いじめのターゲットへと転落してしまったのだ。
ネットでの執ような悪口、からかいなどに泣かされ、精神面のバランスを崩したセミーナさんは、やがてうつ病を発症した。
■同級生女子の激しい暴行を受け…
事件から4ヶ月ほど経つと、セミーナさんは同級生の女子に呼び出されて、自宅近くの公園で集団での暴行を受けるようになった。殴られ地面に転がると蹴られ、髪をつかんで引きずり回されるという悲惨さだった。
そして6月、2度目の集団暴行があった直後にセミーナさんは自殺を試み、救急搬送の4日後、ついに帰らぬ人となってしまった。それでもなお、同級生によるSNSでは彼女を傷つける下品な投稿が続いたという。
■母親が証拠の動画を公開
その後、セミーナさんの母親であるレイチェルさんは、公園での集団暴行の様子を捉えた動画を入手することに成功。娘の身に何が起きたのか、全国の人々に見て判断してもらいたいと動画を自主公開し、思春期の娘を持つ親たちの間に波紋を広げていた。
「性犯罪に続く、同級生からのイジメが娘を死に追い込んだのです」と訴えるレイチェルさん。娘の正義を晴らすまでとことん闘うと宣言するとともに、クラウドファンディングの『GoFundMe』にページを開設した。先月27日、Twitterを通じてそれを報告し、善意の人々に寄付を呼び掛けている。
— Rachel halliwell (@Rachelhalliwel5) August 17, 2021
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)