妊娠・出産する子供たち 「お腹はへこむと思った」という少女や暴行被害者も
小中学生が、親になるケースがある。十分な知識がないまま出産に至ることも少なくないようだ。
■妊娠に気づかないケースも
同じくイギリスで、やはり12歳の女の子が14歳の知人と男女の仲になり妊娠・出産したケースが1990年代に報じられた。そちらは「暇だった」という理由で性交渉に至ったといい、妊娠したことにも4~5ヶ月のあいだ気づかずにいた。
「ほうっておけば、お腹は小さくなる」。そう信じこんでいたというが女の子のお腹は大きくなる一方で、その後に出産。「この年で妊娠したことは後悔しているけれど、子供がいない生活は今となっては想像もできないわ」と語ったことを報じられた。
■約5割が育児ストレスを経験
しらべぇ編集部が全国20〜60代の子供がいる男女685名を対象に調査したところ、全体の48.6%が「育児ストレスを感じたことがある」と回答した。大人にとっても、育児は常に楽しいわけではない。
精神的に未熟で経済的にも自立していない子供が親になり、育児ストレスを感じない可能性は低い。
「知らなかったせいで人生が狂った」と子供が後悔しないよう、手遅れになる前に正しい知識を与えておく必要がある。性的被害については親や教師に言えない子もいるため、相談窓口があることなどを伝えておきたい。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
対象:全国20代~60代の子供がいる男女685名 (有効回答数)