大谷翔平投手、今季最速161キロで9勝目 ベーブ・ルースの103年ぶり大記録にも大手
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、4日の試合で今季最速の161キロを記録。9勝目を挙げてベーブ・ルースの103年ぶり大記録に王手をかけた。
ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手が、本拠地エンゼル・スタジアムで行われた4日(現地時間3日)のテキサス・レンジャーズ戦に2番・投手で先発出場。7回2失点8奪三振の力投で9勝目を挙げ、ベーブ・ルース以来の大記録に103年ぶりとなる大手をかけた。
■初回に危ういプレーが見られるも…
8月29日(現地時間28日)のサンディエゴ・パドレス戦で利き手の右手首に死球を受け、31日(同9月1日)のヤンキース戦先発を回避していた大谷選手。この日も、初回に右手親指へ打球が直撃する心配な場面が見られ、2点リードの2回には8番・マーティンに同点2ランを浴びてしまう。
しかし、以降のピッチングでは、ギアを入れ替えて好投を披露。4回表、1死2・3塁のピンチで打席には先ほどホームランを浴びているマーティンを迎えたが、今シーズン最速となる161.6キロ(100.4マイル)の直球で三振を奪った。
■103年ぶりの記録に大手
続く9番・タベラスにも160キロを超える速球を連発し、このピンチを見事無失点で乗り切った大谷選手。終わってみればメジャー自己最多となる117球を投げ、7回8奪三振2失点の好投で今シーズン9勝目を飾った。
これで大谷選手は、6月以降黒星なしと強烈な勝ち運を発揮。また、“野球の神様”と呼ばれる元祖二刀流のベーブ・ルースが、1918年に13勝と11本塁打を記録して以来、じつ103年ぶりとなる「シーズン二桁勝利&二桁本塁打」の大記録に王手をかけた。