大友花恋、細田佳央太の行動にびっくり 「部屋の隅の地べたに…」
『初情事まであと1時間』細田佳央太&大友花恋が語る、それぞれの役や作品の見所は?
MBSほかドラマ特区にて放送中のドラマ『初情事まであと1時間』。恋人たちが初めて結ばれる直前の1時間を切り取った、全8話の恋愛オムニバスドラマだ。
『恋人たち』(2015)や『ぐるりのこと。』(2008)の橋口亮輔監督が脚本・演出を手掛ける第8話『鍋の中』に出演するのが、俳優・細田佳央太と大友花恋。片思い渦巻く鍋パーティーで繰り広げられる駆け引き、そして散りばめられる「好き」の合図…。
まみ子にぞっこんな映画監督を目指す相良裕司役の細田、そして女優志望の胡桃沢まみ子役の大友が思う作品や役の魅力、そして自身の「初めて」について、熱く語ってもらった。
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■真っ直ぐな男&自分が揺るがない女
―――お二人ともインパクトのあるキャラクターを演じられていますが、それぞれの役の魅力はどこでしょうか。
細田:一番核だと思っているのが、好きなものに対する熱量。純粋な熱量は相良くんのもってる物の中で一番の特徴だなと思いますし、共感してくださる方もいるんじゃないかな。
大友:まみ子ちゃんは…台本をいただいた時からずっと「一言でいうとどんな子なんだろう」って考えていて。ちょっと変わっている子、でも自分のスタンスが絶対に揺るがない子。もしかしたら、友達でいたら嫌だなって思う方もいらっしゃるかもしれないですが…。でも強く自分を持っていられる部分は、SNSで自分の核が乱れがちな今の時代にすごく新鮮に映ると思います。
ポジティブに受け取っていただいて、まみ子ちゃんのような子がいたら面白いなって思ってもらえたら嬉しいです。
■友達になれたとしても…
―――2人ともなかなか個性的な役柄ですが、もし現実にいたら、友達になれそうですかね。
細田:(相良くんは)好きなことに対する真っ直ぐさや、清々しいくらいの熱量が本当にすごいので、彼が身近にいたらきっと好きになると思うんですけど…何かをやるにあたって、手伝うかって言われたらちょっと迷っちゃう(笑)。それくらい自分のやりたいものをやる人で、やりきらなきゃ気がすまない。
友達にいたら当然嬉しいんですけど、その子がなにか行動を起こすってなったときに、付き合いきれるかはちょっと…まだわからない、自分の中では。もし助監督をやってと彼から依頼されたら、「…」となるかもしれない(笑)。
大友:まみ子ちゃんは…本当に仲良くなることができれば、一緒にいて楽しい友達になれると思います。「また言ってる(笑)」とか「一回静かにして(笑)」なんて、笑って言えるぐらいの仲になれたなら、友達としては楽しいし、長く付き合っていけると思いますが…最初はどうしても性格が掴めず、勘違いしてしまいそうですね。
幼馴染であれば、まみ子ちゃんの性格もわかりきってるでしょうし、仲良くなれると思います(笑)。
―――そんな役柄と、ご自身に共通点ってありますか。
細田:多分、いや、あってほしいですね。あるかどうかって言われると、自信満々で「はい」とは言いづらいです、正直。ただ、このお仕事に関してもそうですけど、好きだからやっている以上はそういうものは自分の中にあってほしいなって思うので。
「あってほしい」でお願いします(笑)。
大友:まみ子ちゃんのように信念を貫き通す力は私にはないので、あまり共通点はないかもしれないです。
私自身は、周りの皆さんにアドバイスしていただいた言葉に影響を受けるタイプなので、いろんな方に自分自身を作ってもらっているという感覚が強いんです。あそこまで自分で考えて、じゃあこうしようって行動できるまみ子ちゃんは尊敬と憧れでいっぱいで、あまり自分と重なる部分はないなと思っています。