濱田岳、冴えない男が不倫の沼にアタフタ ドラマ『じゃない方の彼女』主演
濱田岳が10月スタートの『じゃない方の彼女』に主演。企画・原作を秋元康氏が手がける新しい不倫コメディだ。
俳優・濱田岳が、10月スタートのテレビ東京系ドラマ『じゃない方の彼女』(月曜・よる11時6分)に主演することが1日、発表された。
■秋元氏ならではの着眼点
『あなたの番です』(日本テレビ系)や、『共演NG』(テレビ東京系)などを手がけてきた秋元康氏が企画・原作を担当する同ドラマは、さまざまな社会現象を巻き起こしてきた“不倫ドラマ”を、秋元氏ならではの着眼点で描く不倫コメディ。
特別目立つこともなく、“じゃない方”な人生を歩んできた大学准教授の小谷雅也(濱田)は、愛する妻と娘に囲まれて何不自由ない日々を過ごしていた。ところが、大学に通う女性・野々山怜子との偶然の出会いが重なり、互いに気になる存在に。
「偶然が3回、続くと、奇跡が起きるらしいですよ」と近づいてくる怜子に、雅也は距離を置こうとするが、天然魔性な彼女の言動に心を惹かれ、道ならぬ恋の沼に落ちていく。冴えない男に舞い込んだ、皮肉な“運命”の行方を描くストーリーだ。
演出は、同局系ドラマ『来世ではちゃんとします2』や、映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』などで知られる三木康一郎氏が手がける。
■ぐしゃぐしゃなラブコメ
発表に際し、秋元氏、濱田らのコメントが到着している。
秋元氏:何年か前に、ある漫才コンビについて話していたスタッフが「じゃない方!」「じゃない方!」と叫んでいるのを見て驚いたことがあります。
コンビのどちらかの名前を失念していたなら、「ボケの方」とか「ツッコミの方」というか、「上手(かみて)の方」「下手(しもて)の方」と呼べばいいのに…。
「面白い方」「面白くない方」という意味なのか、「顔が知られている方」「顔が知られていない方」という意味なのか、残酷な言い方だなぁと思っていたら、当の本人たちは、むしろ、愛おしさを込めて呼んでいることに気づきました。漫才という話芸において、それぞれ立場の異なる役割を理解した上での発言だったのです。
言い方を変えれば、人間は、みんな、何かの「である方」であり、何かの「じゃない方」だと思います。そんな言葉遊びの延長線上でドラマを企画しました。
とある男性の前に、2人の素敵な女性が表れたら、どちらが「である方」であり、どちらが「じゃない方」になるのか? それが、また、厄介なことに、時間差で現れたとしたら? もっと、面倒くさいことに、結婚してから現れたら? 奥さん? 彼女? どっちが「じゃない方」? 要するに、ぐしゃぐしゃなラブコメができました。