元プロ野球選手の娘でプロ雀士の駒田真子 「父の反対」振り切った過去明かす
若手プロ雀士・駒田真子がタイトル戦「第2回 桜蕾戦」予選をトップ通過。父は野球ファンなら誰もが知るあの元プロ野球選手。
■Mリーガーからの助言
俳優・萩原聖人らも出場することで話題になった日本最高峰のプロリーグ戦「Mリーグ」。そこで活躍する女流スター雀士・魚谷侑未プロも、その当時同じ麻雀店で働いていた。
「魚谷プロに同伴して、夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグの現場に行ったことがありました。現場ではその空気感、緊張感に圧倒された一方で、プロの強い精神力、そしてどんな苦境でも動じない打ち方に感激しました。魚谷プロから『やるなら早いほうがいいよ』というアドバイスも受け、後にプロ試験にチャレンジしたのです」(駒田プロ)。
狭き門を突破し、晴れて日本プロ麻雀連盟のプロになったのは2019年のことだった。
■父・徳広氏からの反対
プロ3年目、まだ獲得タイトルはないが、父譲りのスター性を秘めている。
2021年3月に開催された世代限定のタイトル戦「桜蕾戦」でベスト8に残ると、8月に行われたテレビ対局「麻雀最強戦2021」(AbemaTV)では大きく凹んだラス目から起死回生の「国士無双」テンパイで視聴者を沸かせた。
惜しくもアガることはできなかったが「卓上の満塁娘」という異名を世に知らしめた一戦となった。現在行われている第2回「桜蕾戦」も予選1位での通過を果たしており、父・徳広氏同様「大きな見せ場」を作る天性の才能がある。
駒田プロは「反抗期の時、父とはよく喧嘩をしました。麻雀界に進む時も『辞めなさい』とすごく反対されました。でも今では『頑張っているか?』と気にかけてくれるし、テレビ対局があるとすべて見てくれている。打ち込む姿を見て認めてくれたのです。麻雀が父との縁を再び繋いでくれた」とプライベートを明かしつつ、「でも、土壇場の勝負強さなら父に負ける気がしないですよ(笑)!」と無類の勝負強さを見せた父を引き合いに出してニッコリ。
現在は東京・新橋のノーレート雀荘「ベルバード」などに勤務しながら腕を磨く毎日だが、ファンそして家族からの応援がさらに彼女を強くさせているのは間違いないようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)