女がスーパーで「私はコロナ」 商品に咳や唾液をかけまくり被害額ざっと380万円
重罪や軽犯罪を繰り返した「懲りない女」。今はただ、周囲を呆れさせているという。
アメリカで昨年、「新型コロナウイルスに感染した」と女が絶叫しながら、スーパーマーケットで主に食品類に咳や唾液をかけまくり、逮捕される事件が起きていた。このたびその裁判が行われたことを、『NEW YORK POST』『Daily Mail』などが報じている。
■「お前たちもコロナになれ」
アメリカ・ペンシルベニア州北東部のウィルクスバリ市で昨年3月、マーガレット・アン・シルコ(37)という女が「ゲリティーズ・スーパーマーケット」に入店。
いきなり「私はコロナ感染者だ!」と叫び、野菜、肉、魚などが並ぶ生鮮食品やベーカリー・コーナーへ向かうと唾液や咳を吐きかけ、再び「これでお前たちも全員コロナ感染者だ!」などと叫んだという。
■被害総額は380万円に
このスーパーでは、衛生面の理由から該当する食品類は全て破棄となった。
経営者のジョー・ファスラさんは、メディアの取材に「被害総額は35,000ドル(日本円にして約380万円)にも及びました。いたずらにしても度が過ぎる。お客様や従業員は、誰もがコロナに感染したのではという不安にしばらく苛まれたんです。食品の破棄に関しても心が痛みます」と話している。
■酒に酔っていた女
この事件で逮捕されたシルコは、その後の検査で新型コロナウイルスは陰性と判明。当時、ひどくお酒に酔っていたことも判明した。
その裁判が数日前に行われ、シルコ被告は「とても反省しています。私は酒に酔って最低なことをしました。あの日にもう1度戻り、やり直しがきくのなら、決してあのような愚かな行動はしないと誓います」などとを述べた。
■4月にも再逮捕
しかし裁判官は、酔っていたにせよ断じて許されない行為だとし、シルコ被告に懲役1~2年、および出所後8年にわたる保護観察を言い渡し、精神科の受診を義務付けた。また、ゲリティーズ・スーパーマーケットに対しては、30,000ドル(約330万円)の賠償金を支払うよう命じている。
さらに今年4月、シルコ被告は「私は神の子」と主張して近所の教会に居座り、帰宅を拒否。不法侵入罪で再逮捕され、276ドル(約3万円)の罰金刑が下されていたという。
・合わせて読みたい→警官に襲いかかった男に目撃者らが突進 果敢なレスキューに署長も深く感謝
(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)