3日間だけ開催される「やさしくないミュージアム」 その実態を探ってきた

パラアスリートたちの凄さが体感できる注目のイベントが東京で開幕となった。

■どれも…大変

やさしくないミュージアム

しかしそんな思い上がりもつかの間、展示スペースは多くの支柱がありジグザグに前進しないとうまく見学できない。

さらに、車いすフェンシングの体勢をイメージした「離れすぎている」展示では、あやうく車いすから転落しかけるほどバランス感覚が難しい。

やさしくないミュージアム

さらに車いすラグビーの体当たりをイメージした「重すぎる扉」は、車いす上では力が伝わらずスムーズに押し開けることができない。スタッフの力を借りてどうにか扉を開けたが、一方で選手たちの技術や腕っぷしを痛感したのだった。


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■パラアスリートたちの凄さ

やさしくないミュージアム

パラアスリートたちと同じ視点に立った時、改めて彼ら彼女らの凄さを感じた。現在行われているパラリンピックの試合がいかに「超絶プレー」の連続であることに、ここで気づくのだ。

そして、最後のブースに記されていた「この展示を通して、変わるべきは自分自身なのだと、みなさんそれぞれが気づいていただけたらうれしいです」という言葉が、この展示イベントのすべてを物語っている。

やさしくないミュージアム

展示は29日まで(10時~20時、最終受付19時)。入場無料。当日受付も可能だが、体験用車いす台数に限りがあり、オンラインでの事前予約がおすすめ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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