「コロナワクチン未接種の患者は診察しません」 医師の決断に深い理由
新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、医療現場で働く人たちは心身ともに大変な苦労を強いられている。
ある医師が秋以降の診療予定を発表し、コロナワクチン未接種の患者の診察はやめると明かした。新型コロナウイルスに感染し重症化すれば、どうなるのか。それをよく知る医師の思いにつき、『New York Post』など米国のメディアが報じた。
■苦渋の決断
米国・アラバマ州で働くある男性医師が、SNSを更新して写真を公開。医師はそのなかでドアの貼り紙を指差しているが、その内容に多くの患者・関係者が驚かされた。
そこには「2021年10月1日より、コロナワクチン未接種のかたの診察は受け付けません」と書かれていたからで、医師はそう決めた理由についても公表している。
■医師が伝えたかったこと
「多くの人がワクチン接種を拒否していますが、そのうち何人かは感染・重症化し、死亡するケースもあります」。
そう現状を訴えたこの医師は、「僕は接種を強制することはできないし、強制する気もありません」「ですが、患者さんが予防可能な病気にかかり苦しみながら亡くなるのを見続けるのは耐え難い」と告白。
「今後も僕の診察を望む患者さんはどうかワクチン接種を、いやなら別の医師にかかってほしい」とも訴えかけた。