「コロナによる肺の不調」と誤診された女性 ようやく受けた検査で末期がんと判明
コロナ禍で、人生が狂ってしまった女性。あまりにも悲しい展開に、子供も動揺しているという。
■まさかの誤診の末に…
体調が悪くなるいっぽうだったため、今年に入り女性は再び検査を受けることに。すると両方の肺に水がたまっていることが分かり、末期の肺がんだと聞かされたという。
「もし最初から胸部の検査をしてくれていたら、その時点で肺がんに気づけたでしょうに…」。そうメディアに語った女性は、他の臓器にがんが転移している可能性があることも公表した。ちなみに医師たちが女性に勧めたのは積極的な治療ではなく、緩和ケアだった。
■娘への愛を手紙に綴る日々
家族に看病されている女性は前向きで、決して悲観しているわけではない。それでも子供はまだ5歳。病気で弱る母親を見ると不安になるらしく、ひとりでは眠れなくなっているそうだ。
そんな娘の将来を案じながら、女性はせっせと手紙を書いている。「成長の節目ごとに娘に読んでほしい」という親心と愛を込めているといい、死が近いことを意識しているようだ。
こんなにつらい目にあいながらも、女性は「宝くじに当たったんじゃないかと思うくらい、私は幸運なんです」「だって素晴らしい家族がいるのですから」と語っている。もし新型コロナウイルスがなければ、このような悲しい事態は回避できたのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)