「コロナによる肺の不調」と誤診された女性 ようやく受けた検査で末期がんと判明
コロナ禍で、人生が狂ってしまった女性。あまりにも悲しい展開に、子供も動揺しているという。
新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、体調を崩した女性。しかし医師が不調の原因に気づくのが遅れたこと、また本当の病名はがんだったことを、『The Sun』など海外メディアが報じている。
■乳がんを患った女性
イギリスで暮らす女性(33)は、2018年に片方の乳首が変形していることに気づいた。その頃ちょうど妊活中だった女性は「赤ちゃんができたのかもしれない」と考えたというが、病院に行き検査を受けたところ、妊娠はしていなかった。
さらに「ステージ3の乳がんが見つかった」と聞かされ、大変なショックを受けたという。だが、その後に女性は手術・化学療法・放射線療法を受け元気になり、幼い娘、そして夫との暮らしを再開することができた。
■息苦しさを感じるように
ようやく元気になったものの、2020年10月になると息切れが続くように。背中にも痛みを感じたが、コロナ禍とあって病院には思うように通えず、連絡しても電話相談で済まされることが多かったという。
それでもようやく検査を受けに行ったが、担当医は脊椎をチェックしただけで、肺については一切調べなかった。
「まだ若いし、がんの再発ではないでしょう」「新型コロナ感染で肺の不調が長引いているのだと思う」と言われた女性だが、新型コロナウイルスの検査で陽性結果を得た事実はなかったという。
感染しても無症状・軽症ですむケースもあるせいか、女性はこの時点で医師の診断を信じ切っていたようだ。