後部座席に積まれたビールの空き缶数百本 怪しい言い訳と写真に世間はモヤモヤ
「リサイクル活動」と言いながら、実は自身の酒臭さを隠しているのでは…と勘繰る声も。
カナダ・オンタリオ州で今、州警察が公開した1枚の写真がちょっとした話題になっている。車の後部座席に大量のビールの空き缶を積んでいた1人の男。目的はやはり…? その写真と男が放った言い訳が、世間の苦笑を誘っている模様だ。
■後部座席に大量の空き缶
5日、オンタリオ州警察・中部地域(Ontario Provincial Police/Central Region)が公式Twitterで、ある乗用車を背後から撮影した写真を公開した。
高速道路400号線で、飲酒運転者の摘発を目的としたパトロールにあたっていたという隊員たち。彼らは、トロントの北に位置するワウバウシェンという町で、車の後部座席に数百という空き缶が積まれている車を発見した。
■特有の悪臭が放たれる
リアウインドウを完全にふさいでしまっている空き缶の山。背後の様子がバックミラーに映らないのは危険だとして、隊員はその車を呼び止めた。
車は安全に路肩に停止し、助手席にも1名が乗っていた。隊員が近づくと運転手の男はウインドウを開け、その瞬間に独特の悪臭が外に放たれて隊員を圧倒した。それらはビール缶の空き缶だったのだ。
■過積載に罰金
そのような悪臭によく耐えられるものだと驚いた隊員は、大量の空き缶を積んでいる訳を質問。すると男は「リサイクル活動です」と答えたそうだ。
男には結局、過積載に対して日本円で11,000円ほどの罰金が科せられた。州警察はTwitterで「皆さん、どうかお出かけの前に、過積載などがないか安全上の点検を」と呼び掛けている。
■肝心のアルコール検査は?
この話題に、州民からは「ビールの空き缶って、なぜあんなに悪臭を放つんだろう」「我慢できない臭い。吐き気すらもよおすよ」といった反応があがっている。
だが空き缶がビニール袋に入っていないこともあり、「リサイクルに」と言いながら、実は自身の酒臭さを隠す目的があったのでは…と勘繰る声も。
車内や運転手が酒臭ければアルコールの検査が行われるべきだが、その部分が書かれていないだけに、州民はこの話題にどうにもモヤモヤしている様子だ。
Recycling is good, but driving with an insecure load is dangerous. Driver stopped at a RIDE check on #Hwy400 in Waubaushene and charged with insecure load and drive while under suspension. Load was secured prior to departure. Please stay safe and #SecureYourLoad. #CRTraffic ^gp pic.twitter.com/PKu4MEVDbs
— OPP Central Region (@OPP_CR) August 4, 2021
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)