ブラックボックス化するミャンマーの“闇”に迫る NHKスペシャルで放送

NHKスペシャル『混迷ミャンマー 軍弾圧の闇に迫る』が22日に放送。貴重な動画や記事を集積した特設サイトも開設。

2021/08/12 18:45

■特設サイトを開設

また、ミャンマーの状況がブラックボックス化する中、NHKでは特設サイト「What’s Happening in Myanmar?」を開設。ミャンマーの様子を伝え続ける“窓”として、動画や記事を集積して公開する。

その柱の一つとなっているのが、市民が命がけで撮影し、SNSに発信したおよそ120本の動画だ。いずれもクーデターとその後のミャンマーを記録した貴重な映像だが、そのほとんどが、軍の情報統制が強まる中でSNSから削除され、見ることができなくなっている。


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■衝撃的な動画も

サイトでは、入手した動画を地図上にマッピングして時系列で並べることで、「市民が見たクーデターの実態」を体感することができる。

公開されている動画は、デモに参加していた学生が意識を失い、警察官に引きずられていく様子や、治安部隊が食堂で物を破壊する様子、発砲する軍や警察を至近距離から撮影したもの、警察官に四つんばいで歩かされる市民など、かなり衝撃的なものばかりだ。


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■さらなる情報提供を呼びかけ

これらの動画や画像解析から明らかになった市民の死の真相、弾圧の実態などを特集コンテンツとして掲載。

サイトを通じてさらなる映像や情報の提供を呼びかけ、新たなデジタル調査報道のプラットフォームとすることを目指しているという。

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(文/しらべぇ編集部・けろこ

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