池上彰氏が東京大空襲の現場を歩く 『池上彰の戦争を考えるSP2021』
『池上彰の戦争を考えるSP2021』が15日に放送。作家・半藤一利さんの体験を通じて「市民が見た戦争」を伝える。
ジャーナリスト・池上彰氏が出演するBSテレ東『池上彰の戦争を考えるSP2021』が、15日よる7時より放送される。
■「市民が見た戦争」がテーマ
同番組は、テレビ東京系で毎年夏に放送しているシリーズの第13弾。これまで、真珠湾攻撃や沖縄戦、昭和天皇、マッカーサー、原爆、特攻などさまざまなテーマを取り上げてきた。
BSテレ東に舞台を移した今回は、今年1月に亡くなった作家・半藤一利さんの戦争体験を通じ、「市民が見た戦争」を伝える。
■半藤一利さんの克明な記録も
半藤さんは少年時代、東京大空襲の火から逃れて隅田川に転落し、命を落としそうになった体験などから、『日本のいちばん長い日』や『ノモンハンの夏』など多くの著書で戦争の記憶を後世に伝えてきた。
東京大空襲は1945年3月10日深夜、約300機のB29が33万発にも及ぶ大量の焼夷弾を投下。東京に大規模火災を起こして10万人以上もの人が犠牲となった。
池上氏は、東京都慰霊堂を訪れて犠牲者を追悼し、空襲の爪痕が今なお残る隅田川周辺を歩くと、空襲の体験者にインタビューを行う。さらに、15歳のときにこの体験をした半藤さんの克明な記録も紹介して、東京大空襲の模様に迫る。