15歳少女が性行為中に心臓発作死 事件性は否定も最後のツイートに謎の一文

ブラジルの刑法で「性的同意年齢」は14歳。未成年者性的暴行事件としては扱われないという。

2021/08/10 16:30

女子高生

ブラジル・サンパウロ州の15歳の少女が、性行為中にいきなり体調を崩し、そのまま死亡した。心臓発作を起こしたとみられているが、それまで健康上の問題を指摘されたことはなく、司法解剖の結果が待たれている。ブラジルの『GLOBO G1』やイギリスの『Mail Online』などが報じた。


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■26歳の男性と性行為

今月5日の夜、車の後部座席で性行為をしている最中に意識を失い、搬送先のサンパウロ州クバタンの病院で死亡が確認されたのは、ガブリエリー・ディクソンさん。通報者は行為の相手である26歳の男性だった。

ブラジルの刑法では性的同意年齢を14歳と定めており、遺族は「ガブリエリーがその男性と交際しているとは知らなかった」と話しているものの、サンパウロ州警察は未成年者への性的暴行には当たらないとしている。

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■事件性は否定

当時の様子について、男性はサンパウロ州警察に「彼女はある瞬間に腕がガクンと垂れ、意識がなくなった。唇と肌が青白くなっていたため、すぐに通報した」と説明している。

一方、ガブリエリーさんに持病はないと遺族は話しており、搬送先のUPA Jardim Casquiero医療センターは「膣からは血液が検出されたが、暴力を受けた形跡はない」と報告したという。

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■謎めいたツイート

ただし、ガブリエリーさんはTwitterに謎めいたツイートを残していた。死のちょうど2日前に投稿され、「私を嫌っている人…いったい誰なの?」というものだった。

ガブリエリーさんが誰かから嫌がらせを受けていた可能性や、悩みを解消しようと何らかの薬に頼った可能性は否定できず、総合的な判断により彼女の突然の死は「変死」として扱われることになった。現在も司法解剖が進められており、その報告が待たれている。


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■友達が多かった少女

“ギャビー”というニックネームで呼ばれ、友人も多かったガブリエリーさん。彼女のFacebookには今、「天使のようなギャビー」「ギャビーはプリンセスのよう」といった言葉とともに、その早すぎる死を嘆き、安らかな眠りに祈りを捧げる友人からのメッセージが多数寄せられている。

「彼女を突然失ってしまい、ご家族はどれほど悲しんでいることか」などと、遺族に宛てたメッセージも多いようだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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