助けた男に性的暴行を受けた20代女性 正当防衛が殺害容疑になり裁判へ
男の息の根を止めた後すぐに通報していれば、結果は違っていたのかもしれない。
■遺体を捨てた末の逮捕
「遺体をどうにかしなくては…」。そう考えた女性は大きな袋に遺体を詰め込み、通りの角にまで運んで遺棄した。その様子を見ていた隣人が通報したため警官隊が現場に急行し、殺人を犯したとして女性の身柄を確保した。
それからすでに数ヶ月。性的暴行の被害者でありながら、女性は殺人犯として裁判を受けることになったという。
■「自分を守るため」と主張
自由を奪われたままの女性が公開書簡を書き、「あの男は私の尊厳を踏みにじりました」「自分の体を守ろうとしたせいで、私は非難される立場になったのです」などと告白。
「自分を守る目的で殺しました」「警察は私が性的暴行被害を受けたか確かめる検査もしていません」とも明かしている。
女性の権利団体は当局に猛反発し、「犯された末に、殺害される人だっている」「女性は自分を守ったにすぎない」と怒りをあらわにしている。見ず知らずの他人を家に入れる警戒心のなさ、そして通報せず遺体を捨てるという大きな判断ミスが、心優しい女性の運命を狂わせてしまった。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)