鼻を噛みちぎった元保護犬を安楽死に 悲しみとある事実を乗り越えた男性が再建手術へ
知らない間に、重病を抱えていた保護犬。新たな飼い主に恵まれたものの、悲劇が起きた。
■安楽死させる決断
ただでさえつらい入院中に、当局の担当者が男性を訪問。そこで「私どもに犬を引き渡すか、ご自分で安楽死させるか、どちらかに決めてください」と決断を迫ったという。
ショックを受けたが拒否することもできず、男性は安楽死させることを決心。その前に愛犬と最後のドライブに出かけ寄り添ったというが、すべてが終わり獣医師に詳しく調べてもらったところ、知らぬ間に犬の体をがんがむしばんでいたことが明らかになった。
その苦しさもあって、犬がたまらず男性に襲いかかった可能性もあるという。
■うつ状態で死を意識
病気を患っていた愛犬を死なせるはめになった男性はうつ状態になり、車で崖から落ちて死のうとさえ考えた。しかし落ちる前にタイヤがぬかるみにはまり、自殺は失敗。
そこで家に戻り「俺が死んでも何も解決できない」と思い直した男性は、「それどころかいろいろな人を悲しませるだけ」と自分に言い聞かせ、徐々に立ち直ったという。
今年は鼻の再建手術もひかえているという男性は、「愛犬からもらった愛情と幸福感は今も消えていません」と心境を明かした。そもそも、もとの飼い主が責任を持って犬を飼育していれば、このような悲劇は起こらなかったかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)