菅首相が負けられないため過熱する横浜市長選 山中竹春元教授がフェイクニュース被害
東京五輪の閉会式にあたる8月8日が告示日の横浜市長選挙が加熱している。
■4つどもえの情勢
横浜市長選挙には9人が立候補予定だが、筆者が先日、当サイトに記事を投稿した時と情勢は変わり、田中康夫 vs 林文子市長の一騎打ちから、小此木 vs 田中 vs 林市長 vs 山中の4つどもえの様相だ。
同選挙には他に、前神奈川県知事の松沢成文氏、横浜市議の太田正孝氏、元衆院議員の福田峰之氏、水産仲卸業社長の坪倉良和氏、弁護士の郷原信郎氏も出馬を表明している
■山中元教授を攻撃するフェイクニュースが拡散
選挙戦が過熱するあまり、卑劣なネガティブキャンペーンやフェイクニュース・ガセネタが飛び交っている。一番被害にあっているのが野党統一候補の山中竹春元教授だ。
写真週刊誌「FLASH」(光文社)は今週号で「横浜市長選『野党統一候補』がパワハラメール…学内から告発『この数年で15人以上辞めている』」という記事を配信・掲載。
山中氏がパワーハラスメント・アカデミックハラスメントを常習的に行っていて、それが原因で15人以上の職員・秘書・同僚が辞めたという衝撃的な内容だ。
個人情報保護法が施行され、名誉毀損の賠償額がつり上がったために、週刊誌が飛ばし記事を載せることは少なくなった。
訴訟リスクを回避するためである。FLASH記事を一読後、山中元教授が属したのは小さな研究室だから15名以上も辞めたというのには疑問を持った。
15人以上辞めたというのは元同僚のA氏の発言によるものだけだし、記事の告発者は3人しか出て来ないし、自民党サイドの一部が地元で流している情報と同じだし…と疑問も。