気絶した運転手を救おうと… 車の窓ガラスを叩き割った人たちに称賛広がる
大声を上げながら、ある車に突進した人たち。あおり運転によるトラブルかと思いきや、そうではなかった。
ピックアップトラックの窓ガラスにベビーカーなどを叩きつけ、血相を変えて声を張り上げた人たち。その様子を見た多くの人々がドライバー同士のトラブルかと勘違いしたというが、実際はそうではなかった。
その出来事とハッピーエンドについて、『New York Post』などアメリカのメディアが詳しく報じている。
■窓ガラスを叩き割ろうとした人たち
つい先日のこと、アメリカ・ジョージア州アトランタの道路をゆっくり前進していたピックアップトラックに、複数の男女が突進した。
各々がハンマー、ベビーカーなどでピックアップトラックの窓ガラスを叩き始めたため、「事件か」「あおり運転などが原因のトラブル発生か」と思った目撃者もいたようだ。
しかし人々が窓ガラスを割ろうとしたのには、ある深刻な理由があった。
■目的が明らかに
ピックアップトラックの運転手はこのとき車内で気を失っており、ハンドルに突っ伏した状態だった。すぐ近くを走行していた人物がそれに気づき、ゆっくりと進み続ける車内から男性を救い出そうと決意したのだという。
他のドライバーたちも異常事態発生に気づいたため、車を停めて救出活動に加わることに。
しばらくするとピックアップトラックが停止し、今度は「窓ガラスを開けて」と声をかけたが反応がなく、「このままでは大変だ」「窓ガラスを叩き割って中から鍵を開けるしかない」と考えたのだという。