娘のトイレ使用後に血痕が… 母親が性的虐待を疑うも小児がんと判明
トイレに残っていた娘の血。その意外な原因が明らかになり、家族は大変な衝撃を受けた。
■始まった闘病生活
エマちゃんはその後4時間に及ぶ手術を受け、化学療法にも必死に耐えた。抗がん剤の影響で髪が抜けた姿を見てローレンさんは泣いてしまったというが、そんなローレンさんを必死に慰めたのも、一番つらい思いをしていたエマちゃんだった。
「ママ、大丈夫だよ。だってね、髪はまた生えるんだもん」。そんな言葉に支えられ、ローレンさんはエマちゃんの闘病をしっかり見守ることができたという。
■早期発見のために
体調を崩して約1年が経過したころ、エマちゃんはようやく普通の幼児らしい生活を再開することができた。
トイレに自分で行き、用を足して排泄物を流す。これが可能な幼児でも排泄物の異常や出血に気づくのは困難で、しかも言葉では上手に伝えられないケースもある。それでもローレンさんは比較的早く出血に気づき病院に連れて行ったため、がん発覚時にはステージ2だったそうだ。
子供が少し大きくなるまで、排泄物や便器周辺をチェックしておく。それにより、大きな病気を早い段階で発見・治療することができるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)