学校に鳴り響くベルの音 チャイムが故障した小学校の凄い対応が話題に
まるで昭和にタイムスリップしたかのような光景に「懐かしい」といった反響が寄せられている。
2021/07/28 20:15
■プールの倉庫で眠っていたモクヘリン
生駒南小学校の担当者に話を聞いたところ、放送設備が故障した当日、職員室にいた職員の会話から水泳大会の長距離種目で最後の周回を知らせる「モクヘリン」がプールの倉庫にあることが判明。「試しに使ってみよう」ということになり、チャイム代わりとして用いられたとのことだ。
写真を見る限りかなり年季が入っていたが、倉庫で眠っていることを見落とさなかった職員のお手柄だろう。
■教職員や保護者にも好評
ベルを鳴らす当番や担当は決めておらず、教員の事務的業務の補助を行うスクールサポートスタッフの先生が、自身の小学生の頃を懐かしみ、楽しみながら鳴らしているという。
ベルを使用したのが夏休み直前の3日間だけだったこともあり、子供達からは特に大きな反応はなく、すんなりと受け入れられているように感じたという。
子供達よりも、むしろ教職員や学校を訪れた保護者や地域の人がその音を聞いて楽しんでいるとのことだ。
■放送設備の復旧は未定
担当者によると、放送設備が復旧されれば自動放送に戻す予定だが、現状は復旧がいつになるか未定であるため、「2学期の最初はベルかもしれません」と明かしていた。
一日も早い放送設備の復旧を祈るばかりだが、もしかすると2学期もモクヘリンによるノスタルジーを感じさせるチャイムが聞けるのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)