コロナ陽性を隠すため陰性の妻に扮し飛行機に 身勝手すぎる男を起訴へ
「どうしても飛行機で移動したい」。そう考えた新型コロナ陽性の男が、あまりにも自己中心的な行動に出た。
新型コロナウイルスに感染してしまったが、それが航空会社にバレてしまえば飛行機への搭乗は許されない。そう考えた男が女装して飛行機に乗り込んだが、目的地到着後にすべてを暴かれたことを、『The Daily Star』など海外のメディアが報じた。
■妻になりきり空港へ
インドネシアで暮らす男が、猛威を振るう新型コロナウイルスに感染。しかしジャカルタ発テルナテ行きの国内便に乗る予定が控えていた男は、焦ってあるとんでもないアイデアを思いついた。
それは、妻の陰性証明書を使うこと。「妻になりきりこの陰性証明書を提示すればバレっこない」と考え、イスラム教徒の女性が用いるフェイスベールで顔を隠し、妻の身分証明書も携帯して空港に向かった。
■異変に気づいた客室乗務員
空港職員はまんまとだまされ、男の搭乗をすんなり許可した。これにより予定通り飛行機に乗った男は離陸後にトイレに行き、さっそく男性服に着替えて座席に戻ったのだという。
この様子を見ていた客室乗務員が「怪しい」と直感し、すぐに目的地であるテルナテの空港当局に連絡。現地に到着し飛行機を降りた男は、待ち構えていた職員たちに身柄を確保された。