「前妻の子を始末して」と恋人にせがまれ子2人を殺害 悲劇の父を演じた男が逮捕
大嘘つきで誠実さのかけらもない浮気男が、罪のない幼い実子を殺害した。
■殺害に続く迫真の演技
「女と結婚するためには、子供たちを殺すしかない」と考えた男は、昨年11月2日に娘を自宅の高層マンションに招いた。そして息子の世話をしていた自分の母親が外出するのを待って、幼い子供ふたりを窓から放り投げて殺害した。
その後、男は靴も履かず外に飛び出し号泣。頭を壁に叩きつけながら泣きわめき、悲劇の父親を必死に演じた。
さらに警察に事情を聞かれると、「僕が寝ているあいだに、子供たちが窓から落ちてしまったんです」「外から悲鳴が聞こえて飛び起きました」などと話し、そのまま逃げ切れると信じていた。
■逮捕された男の言い分
幼児と赤ちゃんが、高層マンションの窓から転落…。この主張を不自然だと感じた警察に経緯を聞かれ困った男は、渋々事実を語り始め、「恋人と一緒に計画しました」「自分たちだけの家族を築きたかったんです」などと告白。
男はそのまま逮捕され、殺害を要求した女も身柄を確保された。
男は子煩悩なタイプではなかったらしく、前妻はメディアの取材に応じ「娘の抱っこはめったにせず、おむつ交換の方法さえ学ぼうとしない人でした」と話している。身勝手な父親、そして冷血な女のせいで、罪のない子供たちがあまりにも悲しく悲惨な死に方をしてしまった。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)