スクールバスに300メートル引きずられた児童がPTSDに 損害賠償求める裁判が開始
運転手はなかなか気づかず…。命に別状はなかったものの、児童が受けたショックは大きかった。
■女児が負った心身の傷
ひどいすり傷を負った児童は、神経を損傷。病院に搬送され何度か手術を受けるはめになったうえ、数年が経過する今もなおPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいるという。
運転手については「児童の下車を見届ける作業を怠った」と判断され、ただちに解雇されたと報じられた。
■始まった裁判
このほど民事裁判が始まったが、元運転手は深く反省しているという。裁判所では「あの日、しっかりと安全手順に従っていれば…そう願わずにはいられないのです」「でもあの日はもう戻ってはきません」と話したと報じられた。被害を受けた児童の家族は損害賠償を求めているが、具体的な金額については報じられていない。
日本でも学期末や新学期の始めには、児童・生徒たちが山のような荷物を抱えて登下校する。バスだけでなく自家用車、バイクなどを運転する人も、事故を起こさないよう十分に注意する必要がある。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)