スクールバスに300メートル引きずられた児童がPTSDに 損害賠償求める裁判が開始
運転手はなかなか気づかず…。命に別状はなかったものの、児童が受けたショックは大きかった。
小学校1年生の女子児童がバスを降りた際、安全確認を怠ってしまった運転手。それが原因で起きた事故から数年を経て民事裁判が始まったことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■児童のリュックがドアに…
2015年5月のこと、アメリカ・ケンタッキー州ルイビルで暮らしていた小学校1年生の女子児童(当時6)がスクールバスに乗った。
ある地点に到着すると同児童は大きなリュックを背負って下車したが、女性運転手はこのとき安全確認を怠りさっさとドアを閉め、リュックが挟まったことに気づかない。
その直後、運転手はいつものように発車。児童は必死に走ったがすぐに転倒し、そのまま約305メートルも引きずられた。
■運転手は気づかず
運転手は横に立っていた人物と話し込み、児童を引きずったままバスを走らせていることになかなか気づかなかった。
たまたま付近を走行していたドライバーたちがバスを見かけ、あわててクラクションを鳴らしたため、運転手はようやく停車。バスの乗降口に目を向けた瞬間に児童に気づき、外に飛び出して様子の確認などに追われた。