胃には自身の髪の毛だけが… 我が子を犬用電気首輪につなぎ餓死させた両親が逮捕
決して許されない我が子への虐待。残された子供たちの心の傷も心配されている。
子供に対する恐ろしい虐待致死事件が、アメリカで発生した。幼い息子を犬用電気首輪につないで放置し、餓死させた鬼畜の両親。『DAILY STAR』や『Opera News』など英米のメディアが報じている。
■虐待致死容疑で両親を逮捕
アメリカ・インディアナ州のモンロー郡で先日、エデュアルド・ポッソくんという12歳の男の子が、両親からの虐待を受けて死亡する事件が起きていた。
父親のルイス・エデュアルド・ポッソ(34)と継母のダヤナ・メディナ・フローレス(27)が、育児怠慢・放棄、虐待致死の容疑で逮捕・起訴された。ダヤナ容疑者はルイス容疑者の再婚相手で、エデュアルドくんとは血がつながっていなかった。
■空腹に耐えかね髪の毛を…
ダヤナ容疑者は、犬のしつけに使われる電気ショック首輪をエデュアルドくんの首にはめ、鎖でつないだうえでバスルームに数週間にわたり閉じ込めた。その間、食事をまるで与えなかったという。
司法解剖で、エデュアルドくんの遺体の胃からはたくさんの髪の毛が見つかっており、空腹に耐えかね、自分の髪の毛をむしり取って食べていたと考えられている。死亡時の体重は、アメリカの12歳男児の平均体重の半分以下という23kgほどしかなかった。
■他のきょうだいは無事
警察が夫婦の携帯電話を調べると、そこにはエデュアルドくんを虐待している動画が多く保存されていた。取り調べに対し、ダヤナ容疑者は「ルイスとともに犯行を計画した」と主張しているという。
一家はあるサーカス団の宣伝活動で雇われており、転居を繰り返していた。デュアルドくんの他にも9、5、2歳の子供がいるが、虐待の対象は常にエデュアルドくん1人だった。
■懲役65年の実刑判決が下る
この事件を担当しているモンロー郡保安官のブラッド・スウェイン氏は、メディアの取材に「30年間ここに勤めていますが、こんな残酷な児童虐待事件を経験したのは初めてです。きょうだいの1人が虐待されているのを日常生活で目の当たりにする、これが他の子供たちにどれほどの恐怖を与えていたか、想像できますか?」と話している。
このたびの裁判で、継母のダヤナ被告には懲役65年の実刑判決が言い渡されたが、実父のルイス被告の判決は延期となった。終身刑が下る可能性もあるという。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)