詐欺容疑の男が意識不明を装い入院 カレーの匂いで空腹に負けてギブアップ
好物のうまそうな匂いをかぎ、食欲が爆発。根性だけはあった容疑者も、演技で逃げ切る作戦を断念した。
「逮捕はされたが、事情聴取は絶対に回避したい」。そう考えた男が妙なアイデアを思いつき実行に移したが、3日後にはすべてがばれて事情聴取を受けることになった。その経緯を『Global Times』など海外のメディアが報じている。
■事情聴取前に起きた出来事
7日、中国・湖北省孝感市出身の男が、詐欺行為を働いた疑いがあるとして身柄を確保された。
「事情聴取は絶対に受けたくない」と考えた男はとっさにその場で倒れ、意識不明に陥ったふりをした。あわてた警察が、男を病院に搬送。診察した医師団は、さまざまな方法を試して男の意識を回復させようと努力した。
■医師団の努力もむなしく
それでも男は目を開けず、厳しい事態を想定した医療チームはカテーテルを挿入することに。さらには心電図を用いて心疾患の有無まで確認したというが、男は根性で意識不明を装い続け、決して目を開けようとはしなかった。
そのままの状態で、気づけば数日が経過。男は当然ひどく腹をすかせていたが、それでもなお微動だにせず、意識不明の患者を演じて医師団や警察をだまし続けた。